Novel
□ぼくとせんせい
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※年齢操作有りのパラレルです(幼稚園設定)。
苦手な方はお戻り下さい。
教室の中央にいつもの様に出来た小さな人だかり。
誰かを囲むかの様に出来たそれはちょっと騒がしかった。
「だーかーら!ふじはおれとけっこんするの!!」
「なにいってんや、きくまる。ふじはわいとけっこんするんや。」
「はっ、わらわせるな。しゅうすけはおれとけっこんするんだよ。」
「ちょっときみたち、なにをいってるの?ぼくとふじがけっこんするんだよ。」
「ちがうっすよ。おれとだよね、ふじ。」
目を丸くして見ていた不二は、いきなり話しかけられて目を瞬かせる。
「けっこん?」
こてん。と首を傾げる姿は非常に愛らしくて、普段園のアイドルだの天使だの(主に大人達が)言われているのが頷ける。
「そうだよ、ふじ!おれとするんだよね!」
そう言って、いつものように抱きつこうとした菊丸を、跡部に指示された樺地が止める。
その間に抱きつこうとした忍足は、幸村とリョーマによって離される。
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