Novel
□嫉妬
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どうしよう・・・・・・・・・・・こんな僕、嫌だ・・・・・・・・・・
ぎゅっと胸の辺りを掴み、目の前の光景を睨みつける。
「手塚〜、走り終わったよ?次は?」
「レギュラーは打ち合いだと言っただろうが。」
「手塚、次のメニューなんだけど・・・・・・・」
「そうだな・・・・・・・・ここは変えてみるか?」
「手塚。今度の罰ゲームなんだが・・・・・」
「乾・・・・・・・ほどほどにしろ。」
目の前には大好きな手塚の姿。
部活中はそばにいられないけど、部長をしている手塚もかっこいいからいつも見てるんだ。
見ているだけで幸せ。
でも、今日は違う。
見ていても幸せな気分になれない。
それどころか・・・・・・・・・・・
ぎゅっと唇をかみしめて俯く僕。
「不二?」
僕の異変に気付いたのか手塚が駆け寄って来た。
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