novel
□with you
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「…ジェジュン?」
「……」
「仕事が終わったらすぐ帰ってくるって」
「……本当?」
「うん、本当だよ」
「…電話もメールも…してくれる?」
「うん、ちゃんとする」
「…ユノ…」
「大丈夫だよ。すぐ帰ってくるし、電話もメールも忘れずするから…な、ジェジュン?」
「……分かった」
俯むきそう呟いた俺の頬に、温かなユノの掌が置かれる。
胸を締め付けるその優しい温もりに、
…行ってほしくないけど…
傍にいてほしいけど…
でも…
…これ以上、ユノを困らせる訳にはいかない…
そんな思いが沸き起こった。
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