novel

□power
2ページ/9ページ




二人きりの狭い楽屋。


いつもはうるさいくらい話しかけてくるユチョンが、

今日は不自然なくらい静かだから、




「…どうしたの?」


僕は思わずそう聞いた。




「…ん?…なぁに、ジュンス?」



「…何って…、


僕が質問したんだけどな…」



既に僕の言葉なんて上の空で、


また自分の手元に視線を落としてしまったユチョン。






次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ