novel
□unspeakable
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こうして
独りきりで居る時間を持つことで、
他人との距離を保ちながら、
俺は
二度と過去に負った傷を繰り返さないようにしていた。
吸っていた煙草もすっかり短くなり、
冷え切った体が
今日の分の「孤独」を刻み込んだことを教えてくれる。
慣れてみれば
「孤独」なんて大したことはない。
…「別れの傷」に比べれば…
ーガラガラ
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