novel

□the sweetest drug
2ページ/9ページ


「ねぇ…、ユチョン…ユチョンってば…」


もう何回目だろうか、さっきから呼ばれ続ける俺の名前。
でも、俺はそれに応えることも、ジュンスを見ることもしない。



「ねぇ…ねぇ、ユチョン…僕何かした?」


その言葉に、
俺は今まで雑誌に落としていた目線をジュンスに向け

「何それ?思い当たることでもあるわけ?」
とわざと声の色を消して聞く。



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ