サラサラヘアーと
剣がトレードマーク
ベジータとブルマ
という大胆な
カップルの間に
誕生した
カプセル
コーポレーション
の御曹司
であると共に
ハーフながら
さりげなく
ベジータ王家の
正統継承者
でもある
トランクス
悟飯らと同様
サイヤ人と
地球人の混血
でありながら
悟飯よりは
「サイヤ人と
地球人の混血
は強い」
という
無理矢理設定の
恩恵は受けていない
ような印象を
受けるが
幼くして
超サイヤ人
に覚醒
王族の血に違わない
優秀な能力を
持っている
また
物語中において
唯一同時代に
自分がふたり存在する
という摩訶不思議な
状況となった
人物であり
未来からこの男が
やってこなかった場合
主人公悟空は病死
していたはずである
未来から来たという
インパクトが強すぎて
なにかとこの事実は
後手に回りやすいが
主人公の救世主であり
物語の救世主でもある
存在と言える
物語中名前のついた
必殺技がこの人に
ないというのは
少々悲しい
初登場時には
フリーザの手下
の半魚人風の男に
「戦闘力たったの５…
ゴミめ…」
というラディッツの
名言に極めて近い
言い回しを
されているが
直後にザコ共を
瞬時に一掃
悟空に続いて
超サイヤ人となり
フリーザを一刀の下に
斬り伏せた姿には
強烈なインパクト
があり
新たな物語の
はじまりを告げる
重要なシーン
となった
余談だが個人的に
この流れの中での
フリーザとの
「おまえはボクに
一瞬で殺される…
わかっているんだ」
「わかっている？
…ほっほっほ
そいつはユニーク
な表現だね」
という掛け合いが
物凄くお気に入り
である(笑)
とはいえ
この男が未来から
やって来たこと
により
セルとの
兼ね合いも含め
一時物語が
タイムパラドクス
の嵐に見舞われる
こととなり
この件に関して
考えはじめると
毎回頭が痛く
なる(汗)
このキャラに
まつわる"時"関連の
エピソードの数々は
漫画において
タイムトラベル
を描くことの
難しさを露呈した
まさに
タイムパラドクス
の象徴的なもの
となり
今後もわかりやすい
例として
様々な話題の中で
登場していくのでは
ないだろうか
また
未来のトランクスは
人造人間の驚異の中
唯一生き残った戦士
悟飯に戦いの基本を
教わったため
悟飯とは言わば
師弟関係にあるが
現代においては
ベジータが生還
しているため
共に重力室で
トレーニングを
したりして
強くなっていった
そのため特に
悟飯との関わりが
深いというわけでは
なさそうである
トランクスと聞くと
未来から来た彼の
イメージが強く
そちらを思い浮かべて
しまいがちで
現代のトランクスは
若干影がうすく
感じられるが
第25回天下一武道会
子供の部において
ベジータが悟空以上に
我が子の試合に
熱くなっていた
悟天戦を征し優勝
これにより
父親の王族の血統自慢
に一役買った
また少年トランクス
においては
トレードマークの剣に
まつわる話として
映画
「龍拳爆発！
悟空がやらねば
誰がやる！」
において
封印の解かれた
コナッツ星の
伝説の勇者
タピオンを慕い
互いに心を
開きあった結果
別れ際に
ヒルデガーンの体を
一刀両断した
剣を託される
というエピソード
があり
デザインや内容から
この剣がフリーザ
をまっぷたつにした
あの剣であることが
推察できる
パラレルワールド
を生きてきた
未来のトランクスも
恐らく過去に
経緯は別かも
しれないが
タピオンに出会って
いたことが伺え
Ｚ編終了後ながら
トランクス＝剣
というイメージ
が更に定着する
こととなった
また番外編の
「TRUNKS THE STORY」
では未来のトランクス
を主人公とした
視点から
未来での出来事や
現代に向かうまで
の経緯が
描かれており
この中において
誰もいなくなって
しまった世界で
強い意志をもって
タイムマシーンを
完成させたブルマが
旧知の仲であった
悟空について
トランクス相手に
回想するシーンは
非常に味のあるもの
となっている
魔人ブウ相手に
悟天と共に
立ち向かった
少年トランクス
人造人間の驚異に
時の壁をも打ち破り
たったひとり
立ち向かった
未来のトランクス
どちらを見ても
"勇敢"という言葉
の似合う
魅力のある戦士
である
この功績が
認められてか
別編では
悟空とパンの
大冒険に同行する
こととなるので
あった
このキャラの
唯一の問題点は
超武闘伝３
においての
お呼びでない
登場のみかも
しれない(笑)