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cafe401



「お帰りなさいませ、ご主人様。」

「………へ?
なんだよっ、くぼちゃ…」

「かふぇ〜【よんまるいち】へよーこそ。
ご指名率ナンバーワン、ラブリー久保田と申しまーす」

「…なんか色々混じってっけど、
まさか、メイド喫茶のつもりか?」

「だって時任、言ってたじゃない?
テレビのアキバ特集でメイド喫茶やってたとき、すげーとか何とか」

「や…あれは、ああいう世界もあるんだなって意味で…、
ってか、くぼちゃん、やるとしたらメイドじゃなくて執事だろ、男なんだから!」

「まぁまぁ、細かいことは気にしないの。

さて…
ゴハンにする?お風呂?それとも…俺?」

「細かくねぇっ!
つーか、途中から若奥様になってるしっ!!」

「………あ、」

「…何だよ、やっと正気に戻ったか?」

「エプロン、忘れてた」

「くぼちゃんっ、頼むから目を覚ましてくれ…っ!」



「…って初夢だったぞ、俺は。
夢ってホントおかしいよなぁ、くぼちゃんがあんなんするワケねぇのに」

「ふーん、メイド喫茶、ねぇ…」

「く…くぼちゃん?
なんか、ヘンなこと考えてない?」

「ま、夢には深層心理の願望が出てくるって言うし?
マンネリ解消にでもやってみますか」

「じ…冗談だろ?」

「…今夜はいかがなさいますか?ご主人様。」

「…いつものくぼちゃんで。」

「………リョーカイ。
今年もよろしくね?」



fin.
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