レポート27

□探索物件in栃木
1ページ/24ページ

レポートNo.90:幻の矢板トンネル探索編

所在地:栃木県塩谷郡塩谷町大字喜佐見→地図








今回のレポートは矢板トンネルです。正式には柄掘隧道と言います。

矢板トンネルは東武鉄道旧矢板線(新高徳〜矢板)の鉄道トンネルで、別名おばけトンネルと言われています。

矢板トンネルは現東武鬼怒川線を開通させた下野電気鉄道が1924年(全線開通は1929年)に矢板線を開業させた際に供用が開始されました。

その後、下野電気鉄道は1943年5月1日に陸上交通事業調整法に基づき東武鉄道へ買収され同社の矢板線となります。

しかし矢板線は近代化されないうちに、1959年6月30日をもって廃止されてしまいます。その最後は蒸気機関車が混合列車を牽く昔ながらの運行形態でした。

ちなみに矢板線の廃止をもって、東武鉄道から蒸気機関車による旅客列車が消滅しました。

廃線後の矢板トンネルは地元の生活道として利用されていましたが、2000年に崩落の可能性が有り危険という理由で封鎖され、ここ数年の間に付近の宅地造成や林道整備の影響で消滅してしまったと専らの噂です。

今回はそんな矢板トンネルの現状を失われた矢板トンネル=幻の矢板トンネルの探索編と題してレポートします。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ