貴方と見る夢・・・
□仕舞い込んだ恋心
2ページ/7ページ
最近、巷では辻斬りが多発しているという噂で持ちきりだった
その噂を耳にした日
私は何時もより遅く終わった茶屋でのバイトの帰りだった
余りのも遅くなり過ぎたので親も心配してるだろうと思い少し近道をする事にした
それがいけなかった
「あー、遅くなっちゃった・・・お父さん心配してるかな?帰ったら怒られそう・・・」
いつもの見慣れた家路を走りながら家に帰った時の事を思い浮かべながら考えた
実は今のバイト、どうしても働きたいとお父さんの反対を押し切ってお願いして無理に賛成させたから門限がとても厳しかったの
夜には何の仕事をしてるのか解らない連中がいたり、人を無差別に襲う悪い人がいたりとかそういう噂が最近は特に多いかった
それでお父さんは心配して反対してくれてたんだと思う
余り遅くなったりするようだったら辞めさせるなんて言われたこともあったし・・・
でももう少し私のこと信じてくれても良いんじゃないかな?なんて心の中で疑問が一つ・・・口に出してはいわないよ?
心配性のお父さんの事だもん。余計心配して倒れちゃったりしたら大変だからね
「よし!近道しょう!」