4萬打記念

□痴漢プレイ「日常の中の非日常」
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7:45発のバス。
車内は同じ制服を着た学生が多数、ひしめき合うといった表現がぴったりな程の
人数が乗っている。
普段なら絶対こんな不快な所に自ら乗ることはない。

けれど今日だけは……


「っ……」
乗って間もなく臀部に違和感。手の感触。

そっと体を捩ってみるが、違和感が消えることはなく。


最初は手の甲で時折当たる程度だったのが手の平に変わり、

遠慮がちに触れていたのも間もなく愛撫のように強いものに変わった。

そろそろと形を確かめるように触れていたかと思えば、ぐにぐにと力強く揉んでくる。


普通こんなことをされても不快なだけだが、男を受け入れているこの体にはたまらない。

「ぅ…あ…っ」
喘ぎ声が出そうになるのを歯を食いしばって耐えるが、そんなことにはお構いなしに手は尻をはい回る。



バスに乗っている時間は約15分。
この程度ならなんとか耐えられる、
体勢を立て直し呼吸を整えようかと思っていたら先手を取られた。

バスの揺れを利用して相手が体全体を密着させてきた。

しかも偶然かわざとか丁度谷間に相手の熱が当たっている。

「っん…」

なんとか逃れようとするが相手がそれを許してくれない。

このままナカに入ってしまうのではないかと思うほど強くぐりぐりと熱があてられる。

イヤだと思っているはずなのに体は熱を帯びていく。


「ちょ…」
熱を当てながら手がズボンのチャックに伸びてきた。
いくら車内が人で溢れているからといってもこれはヤバい。

「やめ…」
小声で制するもそんなことお構いなし。手は下着ごしに雄を扱いてくる。

後ろからは相手の熱をあてられ、前からは直接刺激を与えられて体の熱は高まる一方。

抵抗することすら考えられなくなるほどの快感。

『ヤバっ…イっ…』
周りに人がいるのに。
そんなことも構わず体は溜まった欲を放とうとしていた。

が…


「ぇ…」
不意にあっけなく手が離れた。それと同時に密着していた体も放された。

疑問に感じた瞬間バスの速度が緩みだした。外に目をやれば遠くに校舎が見える。


「降りますよ」
言われるがまま周りの波にのまれるようにバスをフラフラと降りた。




「気持ちよかったですか?」
「……まぁな」
「満足してないって顔ですね」
「うっさい」
「案外気付かれないものなんですね」
「お前、まさか…」
「ニオウくんも満足出来なかったみたいですし、今度は最後までしましょうね」
「!!!」

















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