キリ番†小説

□愛してるの伝え方
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「じゃあ八戒、なるべくはやく帰ってくるからな。
ちゃんと寝てろょ?」

「これ…はやく終わるのか?;;」


悟浄がもっている買い出しメモは50センチあまりもあった。




「はぃ。外は雨なので気をつけてください。」


「おぅ!!じゃあな。」



――バタン,,,




静まり返った部屋の中
八戒は考えていた。



「(三蔵…
雨なのにでかけたんでしょうか…。)」



ぶっ倒れている自分のことよりも三蔵を考えている八戒はまた熱があがるのを感じた。



「ハァ…はやく、なおさなきゃ…また三蔵に迷惑をかけてしまうじゃないですか…

ゴホゴホ。…三蔵」



―――そばにいてほしい




熱で潤んでいる翠の瞳が天上をみつめる。
その瞳はどこか
寂しさも潜ませていた。




「少し…寝ましょうかね…」



八戒はすぅっと息を吸い込み目をとじた。



目をとじて落ち着くといつのまにか深い眠りに落ちていった。






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