レモン★スカッシュ
□ケンカ友達から…
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「三蔵ッ!!?」
さっきのこともあってあまり会いたくなかったが、
悟空は無理に体を起こした。
ベッドに座る悟空を見つめる三蔵。
「三蔵…なに?」
か細い声で問う悟空。
すると三蔵は優しく悟空の頬に触れて隣へ座った。
「悟空…さっきお前が見たのは」
悟空の脳裏に嫌な記憶がよみがえった。
「んなこと説明しなくていいよ!!!悟浄、三蔵のこと好きなんだろ?
別に弁解とかしなくていいよ…。
悟浄が三蔵がいいならそれで…」
少し強めの口調になってしまった。
三蔵はチッと舌打ちをすると悟空の手首を握りしめ
ベッドへ押し倒した。
「っわッ!!!!
…ちょ…なんだよ。三蔵ぉ。」
「お前はいつも悟浄のことばかりなんだな。
いつもそばにいてやるのは俺だろう。
いつも腹が減ったとき一番に世話してやるのも俺だろう。
なのに…お前は悟浄のことばかり。いい加減俺を見ろよ。」
「何言って。…!!!????」
抵抗をしようとした悟空の唇に暖かいものが触れた。
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