レモン★スカッシュ

□僕の好きなもの
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――――朝



「っ…うぅん…」


朝の日差しで目を覚ました僕。
ベッドの隣には一肌に近いぬくもりを感じながら手探りでその人を探す。



「なんだ…?起きたのか、八戒。」



ほら、少しでも僕があなたを求めるとすぐに気づいてくれる。



「はぃ。おはようございます…三蔵。」



三蔵とは少し前に僕から告白をして付き合っている。それからというもの、予想以上に三蔵の嫉妬心が強くて朝から夜までだいたい一緒。



愛されてるって…
自惚れしちゃいますよ、僕。




「あぁ。…ほら…


こっちこいよ。まだあいつらが起きるまで時間あるだろ。もう少し寝てろ。」


いつもジープを運転している僕を気遣ってか、右腕を差し出し腕枕の形。




「三蔵ぉ…///」



「早くしろ…寒い。」



「はぃ。」



僕…余程嬉しそうな顔してたんでしょうか。




三蔵は僕が腕に頭をのせるとギュッとき寄せてくれました。





「バカ…」


クスッと三蔵が笑った。






僕の好きなもの。


三蔵の声。





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