レモン★スカッシュ
□ケンカ友達から…
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まだ天竺への旅を命じていられていないときの話。
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「三蔵ぉ!!!今日ってさぁ…」
朝から三蔵の書斎を訪れた悟空は見た光景にビックリした。
その光景とは
三蔵の頬に唇が付き添うなくらい近づいた悟浄の姿。
以前から悟浄に気を持っていた悟空はいたたまれない気持ちになった。
「あっ…ご、めん…」
「悟空!!!???」
三蔵の声が聞こえたはずだか悟空は無視して走り続けた。
「(あれ絶対ほっペたにキスしてた…
悟浄…三蔵のこと好きなんだ。)」
胸がキュウっと締め付けられるような痛みが悟空を襲う。
いつの間にか悟空は自室に戻ってきており
ベッドに飛び込むとうずくまって涙を流した。
「ごじょ…ごじょぉ」
そのすすり泣きの声は悟空の部屋の前まで来ていた三蔵にも届いた。
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――――ガチャ
「!!!!????」
いきなり開いたドアに驚き、悟空は服の裾で涙をぬぐった。
「悟空…」
相手は三蔵だった。
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