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□【桃太郎】
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昔々、それは今から何百年も昔の話。
ある所にお爺さんとお婆さんが住んでいました。
お婆さんは川で洗濯、お爺さんは山へ芝刈りに出掛けました。
お婆さんが川で洗濯をしていると、どんぶらこどんぶらこ、と大きな大きな桃が流れて来ました。
「お婆さんじゃない。桂だ。」
いいからさっさと桃を拾え!!
「拾うだと!?拾うという大きさじゃないぞ!大体どんぶらこってどういう効果音だ。」
知るかァァァ!!拾ってくれよ!拾わないと話進まないだろうがァァ!!
「もう無理だ。流れて行ってしまった。『お婆さんは拾うのを諦めました。(裏声)』
お婆さんは流れて行った桃を必死に追いかけました。
「追いかければいいんだろう!!」
お婆さん猛スピードで走る。
「走れってかァァ!!お婆さん死ぬぞ!」
よぼよぼ走って下さい。
「くそ…っ仕方ない!!」
お婆さんは猛スピードでよぼよぼ走りました。
お婆さんが桃を追いかけていると、大きな桃は下流で岩と岩の間に挟まっていました。
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