STORY
□手塚くんと佐伯くん
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「佐伯は不二と幼馴染みなんだろう。」
「ああ、そうだよ。」
「不二を六角中に欲しいとは思わなかったのか。」
「そりゃあ、一緒にやりたいとおもったさ。だけど、周ちゃ…不二の自宅は東京だしね。それにうちのユニホームは不二にはね…」
(不二の腕細いから、余計に華奢な感じが目だって似合わないよなあ)
「そうだな…。」
(不二の方肩が露わになるなんてとんでもないことだ)
「それに、うちは夏は海パンで海遊びが多くなるからな…」
(不二は肌が弱いから、日焼けで赤く腫れ上がっちゃうんだよな)
「そうか…」
(不二の海パン姿なんてとんでもない!襲われたらどうするんだ)
「氷帝も考えたらしいけどやっぱりね…」
(気障な奴が多いから不二にはあわないよな)
「止めて正解だな。」
(あんなところに行ったら、跡部や忍足に…危険だ!)
「山吹もね…」
(ちょっと遠いし)
「そうだな。」
(あそこには千石がいる。女好きと聞いているが、不二ならあいつのストライクゾーンかも…危険だ!)
「ルドルフという選択もあったんだけど、あの補強組と生え抜き組との差別化は不二の性には合わないだろうね。」
「ああ。」
(あそこなら、おかしな奴はいなかったな。いや、観月との嫌味合戦になっていたかもしれないな…性には合わん…どこかで聞いたことがあるな、まあいいだろう)
「と言う事で、青学でよかったんじゃないかな。」
(ただ、手塚が気に入らないけど、絶対邪魔してやる!)
「そうだな。」
(俺もいるしな…)
手塚と佐伯はお互い」うなずきあったとさ。