アリス夢
□鳥かごに入れるのは
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「きゃあ!」
階段から足を滑らせたアリスの腰を反射的に抱きとめて私はほっと息をついた。
「足下、気をつけなさい。危ないぞ」
眉をひそめて間近でそう叱ると、アリスがぱちぱちと目を瞬いて――頬を染めた。
「? アリ・・・・・・」
「お姉様……っ!」
熱に浮かされたようにそう叫んだアリスに、私はきょとんとした。
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