アリス夢

□攻めて攻められて
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「えーいっ」



「わぁ!」



ぎゅむ、と耳を掴むとエリオットはびくりと体を震わせた。















「エリオットかわいー!」


「お、男に可愛いとか言うなっ! ていうか離せよー……っ」




痛くない程度に手の中でぎゅむぎゅむしていると、エリオットが困った顔をした。

その顔が可愛くて仕方がなくて、半ばベッドに押し倒すようにしてその唇に噛みついた。



「んっ」



「……っ」



「ぷはっ! かわいい、エリオ……っ」



顔を赤らめてむっとした顔のエリオットを倒錯的な気分で見下ろしていると、がばりと上下を替えられた。



「!」



「・・・・・・かわいいって言うなって言っただろ?」



低い声でそう言って、エリオットが私の唇に噛みついた。





「んむっ」




唇のラインを確かめるようになぞって、くちゅりと舌が差しこまれる。
腰や背中やお尻のあたりをさわさわとなぞりながら、エリオットは微かに唇を離した。




「・・・・・・形勢逆転、ってな。覚悟しろよ?」



に、と悪い笑みで微笑まれて期待に胸が高鳴った。



(攻めて攻められて)

2012/9/10

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