アリス夢

□癒し
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「可愛い……」

うっとりと。
それはもううっとりとした視線を向けられて私は戸惑ったまま固まってしまった。















「この、幼女趣味の変態男! グレイがそんなやつだったなんて私は知らなかったぞ!?」






「失礼ですよ、ナイトメア様。俺は幼女趣味じゃありません。名無しさんはもう25歳だというじゃありませんか。これのどこが幼女だって言うんです? ははは」





「……」





いい笑顔だ。



いい笑顔でぎりぎりと歯を食いしばるナイトメアさんをさらりと流してグレイは私にココアを差し出してくれた。









「火傷しないように気を付けるんだぞ?」





「は、い……ありがとうございます。
 グレイ」





私には少しばかり大きなカップを両手で受け取る。







……確かに身長が低いけれど、それでこんなに大騒動になるとは思わなかった。





思わず遠い目をしてしまいそうだ。




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