もしもシリーズ

□もしも連勝が…
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「こ、こんにちは」



「おー。こんちはー」




そののんびりを通り越してぼやっとした男性は年の離れた弟の担任の先生だった。















いわゆる保父さん。今では保育士さん、っていうのかな。


保父さんって言う方がしっくりくるから私はそう言ってるんだけど。



「かなた、ただいまー。帰るよー」



「ねぇちゃん!」



私の顔を見てぱっと笑顔を浮かべる弟がかわいい。

思わず頬を緩ませてかなたのロッカーから荷物を取り出して帰る準備をしていると…。




「あ」



「え? っ!」



声に振り向くと連勝さんも一緒にロッカーを覗き込んでいた。




「着替え、予備の使ったからまた持ってきて」



「は、はい…」



うわ・・・・・・距離が近くてドキドキするよう…!




慌てて不自然じゃないように視線を前に戻す。




それでも心臓のドキドキはなくならなかった。


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