遙か四

□からかいすぎた後悔と
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「将臣くん、これ差し入れ」



「お、団子か。もらうぜ」



「うん。お茶もどうぞ」




「気が利くなぁ」




そう返事をもらって内心ガッツポーズを決める。




好感触!

もぐもぐ団子を食べる将臣くんをじっと見つめて、私は深呼吸を何度か繰り返してやっとの思いで尋ねた。





「ねぇ、好きなタイプってどんな子なの?」




勇気を振り絞ってそう尋ねると将臣くんは一瞬虚をつかれたように黙り込んで「んー」と考え出した。




「強いて言うなら頑張り屋が好きだな」




「頑張り屋?」




「ああ。それとしんどくてもいつも笑顔でいるやつ」




「そ、それってたとえば!?」




私みたいな子って言ってほしい、という身の程知らずな願いはやっぱり通らず、将臣くんは「望美みたいなやつかな」とさらりと言い放った。





「……っ!」




う、わ・・・・・・自分で聞いたはいいものの大打撃だ・・・・・・。




「そ、そう、なんだ…」




「おう。まーあいつは別格だからな」



「・・・・・・」


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