遙か四

□迎えに
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家に帰ってからベッドに倒れ込んで、今日の将臣のことを考える。

変な将臣。




・・・・・・殴った肩が、昨日よりもひどくごつかったのはどうしてなんだろう?


それに全体的に、それまでが太ってたとかそういう意味じゃなくて、すごくすっきりしたっていうか・・・・・・鍛えられた? でもどうしてたった一日でそんな風になれるんだろう・・・・・・?


まるで、将臣だけ一年以上歳を取ったみたいで。



「……っ」




まさか、と思う。


でも、と思う。



見た目だけじゃない。
なんとも言えない、中身まで何かが変わっていた気がした。




「・・・・・・将臣」



目を閉じても昨日の将臣よりも今日会った将臣の方がインパクトがあって脳裏に浮かぶ。



かっこいい、と胸が疼いた。




そんな自分を現金だなと思う。

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