遙か四
□ずるい私と、そして…
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神子と八葉の絆がなくなってしまってから、永泉さんは頻繁に私のところに来てくれるようになった。
「こんにちは、名無しさん殿」
「・・・・・・こんにちは、永泉様」
笑いかけてくれる笑顔は曇りなく。
笑い返す笑顔は何かを隠し。
・・・・・・私はあなたを騙しています。
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