乙女ゲーム夢

□肉体美
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「ねぇ、名無しさんちゃん?」


「あによ?」


あぐあぐと口に含んだお団子を食べていたら総司がにやついた顔で私を見た。









「君ってさ、新八さんと左之さんの体だったらどっちがいいわけ?」




「は?」



ぽろりと手に持っていたお団子が畳に落ちた。




(ああもったいない! せっかく近藤さんが買ってきてくれたお土産なのに!)













「君さ、いつも稽古のとき眺めながら赤い顔してうっとりしてるじゃない?」



「う……」



「しかも見てるのは幹部の体ばっかり」



変態、と言われても反論できなくて私は黙り込んだ。



だって、さ?


だってすっごいいい身体してんじゃん、みんな!







「特に新八さんと左之さん見てる時の顔ったら……すごいだらしないよね」





「……」



……ああ、きっとほんとにすごくだらしない顔してたんだろうなあ……。私ってば……女の子なのに恥ずかしいぞ……。





「で、どっちがいいわけ?」



「あのね……どっちがって……その、それぞれの魅力があるといいますか……あの……」




新八さん→
平助くん→
土方さん→
風間→
総司→
左之さん→
一ちゃん→
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