短い小話+ブラコン夢
□へんたい★シリーズ
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【光】
「俺さ、素足よりもこっちの方が好きかも知んない」
ベッドに並んで腰かけた状態で普通に話してたのに突然言われた言葉に戸惑いを覚えた。
「こっちって……ストッキング?」
就活帰りだったため、スカートスーツとストッキングという出で立ち。何の変哲もない恰好なんだけど、と思っていると光さんがベッドの下に座りなおしてさわさわと足を撫でだした。
「ん…っ」
「ほら、この感触とかさ。ぞくぞくする…いいね」
うっとりとした声音で囁かれて自分でも知らないうちに腰が跳ねる。身がしなる。
「も、う…っ」
抗議の声をあげてぽかりと彼の肩を叩いたのに怯むどころかなおのこと嬉しそうな顔をしてストッキングの上から足に舌を這わせだした光さん。
「光さん!?」
慌てた私に光さんは熱っぽい目をして恭しく私の足先を掴むととんでもない場所へと導いた。
「・・・・・・ここ、ストッキングの足で弄られたら、俺すごい興奮するんだけど……やってくれない?」
「!!!」
(ストッキングの誘惑)