遙か夢参

□比翼連理
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見知らぬ世界に友達と一緒に飛ばされて、その世界は友達のことを求めていた世界で。




どうして私はここにいるんだろう。





そう考えていたから、優しくされて、嬉しかったのかもしれない。


もしくは彼といると異性を強く意識するから、なんとなく自分が特別な存在になったような気がしていたのかもしれない。

最初はかっこいいな程度だった。


そもそも見目麗しい人はたくさんいるから、そんなに誰がどうとかはなかったはずなのに、気づけば自分の中で優劣が、順番が出来ていた。


そして次に顔を見ると、声を聴くと、心躍るようになって、その次には彼の訪れを心待ちにするようになって。


とにかく私は。









彼に惹かれているらしい。

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