乙女ゲーム夢3
□互いに言葉少なく
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進が玄一郎様を刺したその後、彼が普通に戻るまで隣にいたのは私だった。
きっとそのせいだ。
玄一郎様が私を進の婚約者に仕立て上げたのは。
「やぁ、久しぶりだね」
にこりと微笑まれて私はあいまいな笑みを返した。
婚約者、と言っても彼と自分の間に甘い関係は存在しないのに。
―――進は誰にでも優しい。
私だけが特別じゃない。
進は、私のことなんて好きじゃない。
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