うたプリlong夢

□ヤキモチなんて
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「ふわぁ・・・・・・」






レコーディングルームで歌を唄うなっちゃんの迫力に私は頬を染め上げた。






だってだってだって……。







「・・・・・・どうでしたかぁ? ふふ、名無しさんちゃんのためにすごく頑張っちゃいました」






にっこり笑顔でそう言ったなっちゃんに私は必死に首を縦に振り動かした。





「すっごくすっごくかっこよかったー!!」






てててっと走り寄ってなっちゃんの腰のあたりに抱き着く。するとなっちゃんがすぐに私を抱き上げてくれた。


ふわりと羽みたいに体が浮いて、なっちゃんと視線が合う。こうしないとまともに視線が合わないのがちょっと悲しいところなんだけど、身長が低いんだし仕方ないのかな。でもでもでもなっちゃんが「かわいいいいいい! かわいくって食べちゃいたいくらいです!」って言ってくれるから嬉しいしいいかなって思うんだ。






「僕かっこよかったですかぁ?」





にこ、と間近で笑いかけられて私も笑顔を返しながらその首にきゅっと抱き着いた。





「とーっても!」





ああ、大好きだなぁって思いながらそうするとなっちゃんも私のことをぎゅっと抱きしめてくれた。





ああ…すっごく幸せ。







「ん、そういえば名無しさんちゃん、マグカップを割っちゃったって言ってませんでしたか?」





「あ・・・・・・言った。割っちゃったの、ぴよちゃんのマグカップ・・・・・・新しいの買わないと」





うっかり手を滑らせて割っちゃったお気に入りのマグカップ。しゅんと肩を落とすとなっちゃんが私のちゅっと軽く私の唇にキスをして頭を撫でてくれた。

それだけで頬がぽっと熱を持つ。





「今から一緒に買いに行きましょう? 僕と一緒にお揃いのを買いませんかぁ?」




「お揃い?」



その響きにさらに頬がぽぽぽっと熱を持つ。



恋人同士でペアなんて、とってもとっても素敵じゃない?





なっちゃんの頬にキスをお返ししながら私はこくこくと必死で頷いた。






「お揃いにしたい!」



「・・・・・・あーもー、どうしてこんなにかわいいんでしょう!?」




「ん、んんッ!」





きゅーーーーっと抱き着かれて苦しく思いながら手加減してくれるなっちゃんに愛しさが増した。





「ショッピングモールに行きましょうね?」



「うん!」





なっちゃんと一緒にお買い物だぁ……っ!


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