うたプリlong夢
□造花2
1ページ/3ページ
男としてのドラマへの出演が決まった時、これだ、と思ったんだ。
彼女の前に出れる最後の機会だって。
これを逃したら・・・・・・きっと俺はずっとタイミングを逃したまま彼女のことを諦められないままになってしまうって。
新曲が出るたび、ドラマに出るたび届くファンレター。
多くのファンレターが届くけれど、君の名前は何故かすぐに目に入ってきた。
知らないと思ってる?
気づいてないと思ってる?
君からのファンレターが届くたび、俺はまだ君に嫌われてはいないんだって期待と自惚れを抱いているんだ。