うたプリlong夢
□あなたのために
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レンくんと想いが通じ合って、時折デートして、たまにキスをして、手を繋いで、話をして、抱きしめられて。
幸せだと思う。
思う。
思う、けど。
「あんたたちってさ、下世話な話を聞くけどいつもどこに行ってしてるの?」
春ちゃんが席を外している間に、周りをはばかりながら友ちゃんに聞かれた言葉に、私はびしりと固まった。
「・・・・・・ない」
「え? なんて? 聞こえない・・・・・・」
「して、ない・・・・・・」
「は!? あの神宮寺レンが!?」
めいっぱい驚きました、という顔をされてしまって、私は泣きそうになりながら机に顔を突っ伏した。
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