うたプリlong夢

□逢えない時間で想いを育て
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「お腹すいた―! ご飯作って作ってー!」






「・・・・・・あーはいはい」






恋人のお兄さんにいい面を見せようなんて思惑は起きた瞬間の珍事から見事にぶっとんでいた。







トキヤと真反対の性格に、同じ顔をしているのにやっぱり違う人間なんだなと思って私はおとなしく台所に立った。




トキヤと一緒にご飯を食べる時間があれば、お互い交代で台所に立っていた。



ううん、もしかするとトキヤの方が作ってくれる率は高かったかも。





美味しそうに食べてくれるだけで嬉しくなるんです、なんて言ってたっけ。







「何かリクエストは?」






「えっとねー、オムライス!」





にっこりと微笑んでされたリクエストに冷蔵庫を覗こうとしていた手がぴくりと止まった。





ハヤトさんに分からない程度にそのまま扉を開けて中を確認して、私は早速料理に取り掛かった。




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