うたプリlong夢
□あなたのために
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【2話】
ジョージさんに殺されそうになりつつショタなレンくんの口添えで……なぜか神宮寺のお屋敷でメイドをすることに相成りました、私名無し名無しさんでございます。
「お前はレン付のメイドだ。間違っても下手な真似はするなよ。レンを傷つけでもしようものなら命の保証は……」
「しませんしません絶対しませんから! というか百戦錬磨のジョージさんなら私が身体能力に優れてるわけでも特別頭がキレるわけでもないってわかってるでしょ!?」
声を大にして抗議すると「まぁな」と鼻で笑って返されてむきっと怒りがわいた。
―――お前レンくんのこと好きすぎだろ!
ジョージさんとケンカをしながらちらりとレンくんを見ると、明らかに進んでいない食事。
美味しくなさそうに、まるで義務の様に一定時間で機械的に口元に運ばれるスプーン。
「……」
「ね、美味しくない?」
尋ねてみたものの、レンくんの前に置かれたのは豪華な食事だ。
美味しそう、と私の心は告げている。
それなのにレンくんは興味なさそうに返事をした。
「……別に」
「そっか……」
そんなレンくんの様子を見ながら私は「よし」と気合を入れた。
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