遥か夢
□子どものような
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「銀、銀、ちょっと散歩してきていい?」
「……それは、泰衡様から禁じられておりますゆえ」
「だって私暇なんだよ〜……」
「では、なにか絵巻をお持ちいたしましょうか?」
「!そっか……
じゃあ、字を教えてよ、銀!」
つづり字なんて読めないけど、書けるようになれば読めるようになってるよね?
いいことを思いついた、と思って銀に硯と墨の用意をしてもらった。
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