遥か夢
□感謝
1ページ/8ページ
私のお姉ちゃんは、すごい美人で、かっこよくて、かわいい人。
私の好きな人は、そんなお姉ちゃんが好き……。
「ごめん、ごめんなさい……っ」
ぼろぼろと涙を流しながら謝るその小さな神に、私は感謝した。
「ううん、ありがとう」
戦う術は、身につければいい。
逃げる術も、身につければいい。
でも、同じ時空にいなければ、ただただ焦がれてしまうだけだから。
感謝した。
どれほど辛くても、どれほど思い知らされても、私はあなたと一緒にいたかった。
譲くん……。
.
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ