遥か夢

□銀色の獣の嫁
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「……昨日俺の幼馴染みと弟が帰ったんだよ、現代に」
「……」
「きっとそれに巻き込まれたと思うんだが時空を超えることが出来る白龍が龍に戻ってもういないんだな……」
「……」
「とりあえず他に何か知ってそうなやつ捕まえて聞いてみるけど……覚悟は、しといて欲しい」
「覚悟って?」
「……元の世界には帰れないかもしれない」



別に帰れなくても何ら支障はない。


あ、私が異世界云々信じたのは町を見たから。一瞬「時代村!?」って思って叫んだら将臣に「んな反応久しぶりだよ」って笑われた。




そして帰れないのがほぼ確定。巻き込まれた線もほぼ確定。
いやはた迷惑。
本当に面倒だ。




なんでんなドライなんだよって将臣に怒られた。


私はウェットだ!
ドライなんて失礼な!まだ若いわ!干からびてなんかない!





そして知盛の妻になってみました。


いやまだ何もしてないけど。


ただ夜は一緒に眠るけど。

何で妻になったかって?
だって自由に動き回りたいけどこの時代を女一人で生きていくってちょっとかなり大変だし。平和になったって将臣は言ってたけど。



とりあえず知盛の妻になって、楽な生活確保して、お礼じゃないけどやらなくちゃいけないことはしようと思って「何したらいい?」って聞いてみたところで冒頭に戻る。


うわ長いなぁ……


説明長い。


私面倒くさがりなのに。
まぁかなりはしょってみたけど。



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