遥か夢

□銀色の獣の上にトリップ?
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……私は気づけば銀髪に紫の目を持つ超男前の人の上に落ちていました。









「誰だ……お前は……」



きつくすがめた目で睨まれギクリとする。


…………そんなこと、こっちが聞きたい








…………お前は誰だ!?








確か今まで部屋のベッドで惰眠をむさぼっていただけのハズ



…………はて?


「……女、まさか口がきくけない……なんて……面倒なことは言わないだろう……な……」




「いやしゃべれますけども」




この状況に頭が全然ついていかないだけですよ!

しかもこの男やたらめったら喋るのが遅い!




……段々質問する気が失せてくる。

…………しかし喋らなければ私がわけわからん。













ぐぅ。



「ってこら寝るな」


ゴン。



いやだ混乱しすぎて思わず手が出てしまった!



「すみませんごめんなさいつい出来心です」



かなりの至近距離で睨まれ謝り倒す。

……だってこの人の目怖いんだもんよ!


獣みたいな目なんだよ!


下手したら殺されそう!
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