その他夢
□あなたじゃないと
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「えい!」
後ろから背中をつっつくと怪訝そうな視線がよこされた。
「……なんの真似だ」
「ナルが驚く顔みたいなあ、と思って」
へらりと笑うとうんざりしたようなため息が返された。
「バカなことをしてないで、さっさと仕事をしてくれないか。使えない人間をわざわざ日本に連れてきたつもりはない」
「……ごめんなさい」
ぱしりと叱られて私は肩を落としながら自分の仕事に戻った。
……ジーンがいなくなった分、私にいろんなことを吐き出してほしい、って思うのは間違ってるのかな?
自分では自覚してないけど、ナルはすぐに無理するから。
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