三国恋戦記夢

□指を絡めて
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ばたん!



大きな音とともに扉が閉められて、私はそっちを振り向いた。







「……またですか、公瑾様」







呆れかえって扉の近くに背後を気にしながら立つ公瑾様を見ると、彼は腹の底の見えない笑みに哀しみを織り交ぜて首を横に振った。





「またとは、人聞きの悪い……たまたまあなたの顔が見たくなっただけですよ」





「口だけは上手いですね、相変わらず」




思わず半眼になって睨むも、公瑾様は我関せずと言った様子でにこにことしている。




「はぁ……お茶でも飲みますか?」



「喜んで」




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