その他夢2
□あまのじゃく2
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葉先生のところで告げられたその幸せな事実に、私は早く帰ろうと家路を急いでいた。
「ただいま帰りましたっ」
早く。
静蘭に。
「お帰りなさい、名無しさん」
「おーう! ひっさしぶりだな。元気にしてたか?」
「燕青? どうしてここに…」
「あのね、名無しさん。実は・・・・・・」
官吏になって夢を叶えようとしている秀麗。
たとえ家に一人で寂しくても、静蘭が彼女につきっきりでも寂しいなんて言えなかった。
だって静蘭は私を恋人にしてくれたけれど秀麗が一番なのは変わらないから。
でも。
でも、この報告は。
秀麗と燕青から告げられた言葉に、私は目の前が真っ暗になるのを感じた。
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