その他夢2
□すこしの勇気
1ページ/4ページ
連勝くんと野ばらちゃんは大切な幼馴染だ。
いつだって私の手を引いて歩いてくれる二人。
でも、ね。
どうして私は二人の妹分なんだろうって、悩むんだ。
どうして連勝くんのSSが野ばらちゃんなんだろう?
どうして、私じゃなかったんだろう。
「おはよう」
「おはよう! 寝起きの名無しさん、メニアック!」
「おー、遅かったな」
「う、ん…」
どうしてだろう。
なんで、こんな二人が一緒にいるのが寂しくてならないんだろう。
「こっち座れよ」
そう言って自分と野ばらちゃんの間の椅子を引いてくれようとした連勝くんを慌てて押しとどめた。
「だ、大丈夫だから! 私ちょっと聞きたいことあるから残夏さんとこ行ってくるね!」
「あーそうか? なら終わったら…」
「だ、大丈夫だから!」
.