乙女ゲーム夢4
□その理由
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「私がメイドになれなくても、服を脱がせるのをメイドに頼んだら嫌ですからね」
「それはもとより、お前にしか頼んでいないさ」
「え!?」
ぎょっとして体を離すと、目じりを赤く染めた純一さんがばつが悪そうに口をとがらせた。
「お前はもう少し警戒心を養え。あんな風に服を脱がせてそのまま手を離していた俺の忍耐力は想像を絶するほどだったんだぞ? 他の男ならもうすでに襲ってる」
「そ、んな・・・・・・」
ではやはりあの行為はそういう意味を持っていたのか。
ようやく意味が分かって頬が一気に熱を持った。
「ま、ゆっくりと教えてやるさ。俺の手で、大人にしてやる」
2013/01/09