Novel FA
□Weiβ Wurst
2ページ/3ページ
鼻をくんくんさせながら尋ねる。
「なになに?昼飯?」
「白ソーセージですよ。エドワードさんも食べます?」
「おお、食う食う」
即答して席につくと、アルフォンスはボイルしていたソーセージを皿に盛り食卓に並べてくれた。
太めの白いソーセージから湯気が立ち上っている。
「おっうまそ!いただきまーす!」
すぐにがっつこうとしていると、アルフォンスが声をあらげた。
「あっエドワードさん!」
「ん?」
「白ソーセージは皮をはいでから食べるものですよ?」
「え、そうなの?」
俺の右手にはフォークにぶっさしたソーセージがある。アルフォンスは苦笑いをすると、見兼ねたようにナイフとフォークで自分のソーセージを綺麗にはいでみせた。