Novel DN
□愛棒
2ページ/4ページ
次の日からマットは特に変わらなかった。いやきっと変わらない振りをしていた。
時折作業する俺に視線を向けていた気がしたが、とことん無視した。
これでいいんだ、これで。
死ぬ土俵に立っている相手と結ばれて何が幸せなんだ。
根底にある思いはそれだった。
俺の本名は二代目L、つまりキラに漏れている。
何かの拍子に俺は死のノートであの世行きだ。
唇を噛みながら黙々とデータ解析に打ち込んだ。
ごめんな、マット……
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ