**BLEACH小説**
□7月7日
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藍染隊長が五番隊隊長に復帰しますように。
お前ならそう短冊に書くんだろうな。
■7月7日■
「乱菊さん!すみません!!」
夕飯を食べてるときに急に斑目が土下座をして松本に謝った。
「え?どうしたのよ一角」
「俺、乱菊さんの短冊に水を二、三滴程度ですけど溢しちゃったんです」
「短冊に?」
「はい。あの…市丸隊長の事が書かれた…」
「あぁ!良いわよ、そんな事気にしなくって!!」
アハハと高笑いをする松本。
…って事は何だ?
あの短冊が濡れてた原因は松本の涙じゃなくて
斑目が溢した水が原因だったのかよ。
ったく、人が折角大目に見てやろうと決意したとこなのに…。
俺は短冊に書いた願いが叶うのをただ待つだけじゃない。
叶えてみせるんだ。
俺のこの手で。
7月7日の夜、
天に流れる天の川の岸辺を見つめて…
お前なら織姫と彦星に何を願う?
*END*
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