頂き物

□★お見舞い
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土方は銀時を和室まで運ぶと布団に寝かし、優しく毛布をかけた


「なんか欲しいもんあるか?」

「……飲み物がほしいな…」


土方はさっき自分で持ってきた飲み物を取り出し、銀時に渡した。しかし、銀時は


「口移しでちょうだい」

「はぁ?何言ってんだよ。斬るぞ」

「だって体が怠くて起き上がれないんだもん」

「………」


一瞬ビックリしたような呆れたような顔をした土方だったが、ため息を一つ吐くと飲み物のキャップを開けて中身を自分の口へと含んだ

土方がゆっくりと寝ている銀時に覆い被さり、唇と唇をくっつける


「....んっ」


土方の口に含まれていた飲み物が少しずつ銀時の口の中にへと流れこんでゆき、銀時はコクコクと喉を鳴らしながら飲み込んでゆく


「もっとちょーだい」

「毎回こうしてもらえるとおもうなよ」


悪態を吐きつつも、土方はもう一度飲み物を口に含み、銀時の口の中に流し込む。すると銀時が


「じゃぁさ土方、ついでに風邪も貰ってってよ」

「はぁ?……んっ!?」


意味が分からないといった土方の顔を引き寄せ、銀時は強引にキスをした


「んぁ…ふぅ…んっ…ぎん、ときっ…」

深い熱いキスに2人の吐息が洩れ、口の端からは唾液が伝っていた


「………っ、銀時…お前っ…!!」

「いや、土方に風邪あげようと思ってたんだけど、土方が可愛くてキスだけでたっちゃった」

「…はあ!?」

「俺、体が重くて動かないしさー土方が処理してくれたら嬉しいなーとかいってみたり……」

(なーんて……土方がこんなのにノってくれるわけないか…)

しかし、土方の行動は銀時の予想を大きく反するものだった




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