短編

□伝えたい言葉
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「あー…ダリー…」



いつものように万事屋でだらだらと過ごしていたら、突っ込みダメガネ…もとい新八に仕事取ってこい!!と言われ家を追い出された。


しかしそんな簡単に仕事が転がってる訳もなく。


俺はフラフラと午後の歌舞伎町を歩いていた。



以前の俺なら新八の言うことを黙ってきいたりしないが、今日…というか、最近はどうしても逆らえない理由があるのだ。



その理由とは、俺の可愛い可愛い可愛い恋人の土方。

数日前、仕事もせずだらだらしている俺にキレた土方が、「いい加減仕事しねーと別れるぞ」と言った。



それだけでも俺にとっては一大事なのに、新八のヤローが偶然それを聞いてしまい…


俺がだらだらしていると、すぐに「土方さんに言いますよ。別に僕は銀さんと土方さんが別れてくれた方がいいんですけどね。」と脅してきやがる。




新八は土方を狙っている。


だから、新八の脅しに屈するのはかなり不本意なのだが仕方がない。



あの可愛い恋人と別れることなんてできないのだから。



それに新八なんぞに土方を取られてたまるかってんだ。




「アイドルオタクダメガネの分際で俺を脅しやがってコンチクショー。…って、アレー…」




とりあえず、今はここにいない新八を罵っていると前から見知った3人組が歩いてきた。




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