捧げ物

□ユビキリゲンマン
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「痛い多串君。そんなモノ投げたら銀さん死んじゃうよ。」



頭を抑えながら、銀時はそう言う。



「誰が多串君だボケェ!!!俺は土方だァ!!!!」



「え、何?銀さんにちゃんと名前読んで欲しいの?しょーがねーなー、土方はー…」



銀時がそう言った瞬間、土方は…



「最後に何か言い残すことはあるか?」



そう言いながら、真剣を銀時の首筋にあてた。



「…調子にのりました。すみませんでした。反省してます。だからその物騒なモノしまって下さいぃ!!」



「…フン…」



必死に謝る銀時を見て、土方は真剣を先程銀時に投げつけた鞘へ戻す。



「…で?何の用だ。」


土方は煙草に火をつけながら不機嫌な声でそう聞く。



「いや、別に大した用はねーんだけど…」



「だったら何しに来たんだ、テメェは…」



自分の質問にそう答えた銀時に、土方は怒ったような、呆れているような視線を向ける。



すると銀時は苦笑しながら…



「土方に会いに。」



と、簡潔な答えを述べた。



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