捧げ物
□ユビキリゲンマン
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ある日の昼下がり…
「多串くーん。あっそぼー。」
真撰組屯所前では、坂田銀時がそんなことを叫んでいた。
しかし、先程から2、3回同じことを叫んでいるのに、中からは全く応答がない。
「…多串くーん。マヨラーでヘビースモーカーで瞳孔開いてて口は悪いけど、夜はすげーかわい…ぶっ!」
銀時がそこまで言った瞬間、どこからか刀の鞘らしきモノが飛んできて、銀時の頭に直撃した。
「黙れ、クソ天パァァァ!!!それ以上言ったらぶっ殺すぞコルァ!!!!!」
そして銀時の愛しい恋人である真撰組副長土方十四郎が、額に青筋を立てて出てきたのだ。
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