捧げ物
□優しい傷の癒し方
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そこにいたのは…
「ひ、じかた…!?」
銀時が望んでいた人物だった。
だが…
「おま…その怪我…!!」
土方は怪我を負っていたのだ。
それも結構酷いようで、土方は銀時の顔を見た瞬間、その場に座り込んでしまった。
「土方っ…!!」
名前を呼んでみたが、意識が無いようでピクリとも動かない。
そんな土方を見て、銀時の脳裏には「死」という一文字が浮かんだ。
銀時は真っ青になりながら、慌てて土方の脈を確かめる。
幸い脈はあり、土方が生きていたことに銀時はほっと溜め息をついて、そのまま意識を失っている土方を万事屋の奥へ運んだ。
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